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2012年7月の2件の記事

2012年7月15日 (日)

2012年7月15日 出張コントラバスクリニック by びわバス団

先日の「Live in 守山 Part II」に大挙お越しくださった某中学校吹奏楽部よりお誘いがあり、今日はびわバス団有志による「出張クリニック」を行いました。

梅雨明けかと思わせるような蒸し暑さの中、THとYT♂二人で学校にお邪魔しました。

在校生徒数が多いとはいえ、100人近い吹奏楽部員ということで、弦バスパートも5名。もっとパート員の少ないオーケストラもいっぱいある中、羨ましい限りです。
丸ごと自分の所属オーケストラに入団して欲しいくらい(笑)。

楽器も人数分揃っておりまして・・といいつつ、まずは調整から。
やはり厳しい環境で使用されていた楽器もあり、調整・HTさんが持ってきたお古の弦との張り替え・大きく傷んだ楽器の補修アドバイスなど、まずは練習前に作業がてんこ盛りです。
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弦張り替え、駒調整にいそしむびわバス団員

その間に、Liveの時には出来なかった、各自の楽器での持ち方、弾き方の説明をYTが行いました。やはり自分の楽器だと納得感も大きいようです。
すでに前回のLive後から「ドラえもんシステム」(1本指:ポジションなし)から改造をはかって、今回お邪魔したときにはすでに1-2-4指システムに改良中でした。さすが若いメンバー、吸収早いです。

更に今日は手の細かい形、特に右手の返しやら肘の脱力を集中的に説明しました。覚えていてくれてるかなぁ。。

そして今持っている曲の確認・・課題曲は結構難しいです。

「この(課題曲に出ている)音符を教則本で弾くまでには、あと2~3ヶ月かかるかな」
という説明をしたところ、
3年生の方が、「でも、あと2週間(予選まで)しかないんです。3年生には3ヶ月といっても無理」という目をされて、やってみる、という意気込みを感じてしまいました。

本当は、各ポジションできっちり楽譜を覚えるくらいまで弾かないと行けないんですが、彼女の目に負けました。彼女ならがんばって弾いてしまうかも知れません。
ということで、団員のSimandl教本を1冊、学校に置いてきました。

コンクール予選まであと10日。これまでの他校も含め、いつも呼んでいただけるのはこの時期で、最終レベルアップが目的の時期に、楽器の調整やら基本の持ち方(急に改造したらコンクールに支障がでる)をしないといけないのが、弦バスの悲しさです。本当は4月、5月の新入生のパートが決まったあたりで呼んで欲しい。。けど、それでも5人居れば、今日の話はきっとコンクールの先まで伝わっていくと信じています。

コンクールで皆さんの努力が実ることを願っています。

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2012年7月 8日 (日)

2012年6月30日 びわバス団 Live in 守山 Part II

前日までの雨も上がり、不安定ながら梅雨の晴れ間となった30日(終演時は雷雨となりましたが)、昨年に引き続き守山市駅前総合案内所さんのご厚意で、第2回のライブコンサートを無事開くことが出来ました。

新曲の多さに目を廻した(笑)団員達は「リハーサルが勝負!」とばかり、集合時間にはビッチリ勢揃い。中には1時間近く早く着いた焦り性のものもおり(笑)。
しかし、会場の皆さんは昨年のムードがあるためか(ある意味当然ですが)、極めてまったりと準備が始まりました。
駐車場も共用のために待ちが入ったり、と「まぁ、焦ってもしょうがないし」と少し気分も落ち着いたあたりで、リハーサル開始。

スロースタータなメンバーならでは(笑)、の大変スリリングなリハーサルでありました。

その後駐車場でちょっとゴタゴタしていると、食事もほとんどとらないうちに気がつくと本番時間。慌てて階段を駆け上がると、案内所の皆さんが作ってくださったポスターが

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昨年に続いて、本当にありがとうございました>案内所のみなさま。
で、会場に入ってみると、すでにお客様がいっぱい!!

案内所の皆さんが用意くださったパイプ椅子はほとんど満席。追加の丸椅子にも座ってくださり、全部で30人超、というところでしょうか。ありがたいことです。

Biwabass

 お客様の多さに圧倒されながら、時間もないので早々にYTのアナウンスでライブが始まりました。
今年は昨年と趣向を変えて、降り番の団員が次の曲を交互に説明する、ということで、お客様とより近い感じで楽しんでいただけるように工夫してみました。
 いかがでしたでしょうか?
本当はプロフィール等の自己紹介も入れたかったのですが、多くのメンバーが舞い上がってしまい(笑)。曲の紹介どまりで、自分の紹介までには至りませんでした。
来年はきっと、もう少しトークの時間が長くなって、演奏にも余裕ができれば・・と思っています。 

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曲目は、懐かしのCMソングにはじまり、懐メロ・アニメ(UFO,君といつまでも、ルパン三世のテーマ等)とバスアンサンブルオリジナル(犬小屋のシュトラウス、ブランビー:組曲)の組み合わせ。
他にもトロンボーンアンサンブルから移植した曲やら、マルモリ(小さいお子さんのお客様がおらず、残念!)やら、と色々なジャンルの曲を演奏させてもらいました。
そして最後には、アンコールでボサノバの元祖、「黒いオルフェのテーマ」、でやく50分の前半ステージを終えることとなりました。

そして後半、昨年グダグダでやってしまった行事を公式化した、「初心者クリニック」。
ほとんど打ち合わせもなく、教え慣れしている某有名吹奏楽団出身の団員がまずは全体の説明、そして6人のメンバー(楽器も6台!)に分かれての個別Q&A、という構成です。

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 こちらも今回初めての試みで心配だったこともあり、近隣の中高吹奏楽部にチラシと案内をダイレクトメールする、という暴挙までしたのですが、その成果か(?)8名の中高生弦バス奏者が残ってくれました。

それぞれ学校別に分かれて、右手、左手、そして今持っている曲の弾き方等、こちらは1時間では全然足りず(笑)、1時間半余りの楽しい時間となりました。

こうして皆さんとご一緒させていただくと、いわゆる「ドラえもんスタイル」(右手は握りしめ、左手は1本指奏法)の方が依然として主力であること・・
劣悪な調整の楽器、教本・指導者の不在、先輩からの伝承が切れやすい少人数パート、という悪条件ではありますが、管楽器で言えば左右の手を逆にして押さえているに近い、とんでもない状況が、この楽器では普通のこと、として存在しているのです。

幸い一部の学校からは、学校にて楽器も含めての継続クリニックのお話しもいただきました。滋賀県のベース弾きが、微力ながら私たちと共に無明の闇から脱してくれることをこころから願っています。

そんなこんなで2回目のライブが終わりました。
幸いにも案内所の皆さんからは、来年も、というお話しをいただき、とりあえず「出禁」にならずに胸をなで下ろしております。

お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。

そして来年もぜひお運びくださいませ。きっと来年もここで演奏したいと思います。

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